滋賀小児科医会について


会長のあいさつ

 

  奥野昌彦前会長のご逝去により会長代行を務めてまいりましたが令和2年度の滋賀小児科医会総会おいて正式に承認され滋賀小児科医会会長を拝命いたしました。これからの2年間よろしくお願い申し上げます。

 滋賀小児科医会は、地域の小児科医の医療技術と知識の向上のみでなく小児保健や小児の福祉の向上、小児の心身の健全な発育に寄与することを目標として活動しております。現実には育児不安、虐待、発達障害、不登校、いじめ、自殺、医療的ケアや貧困など様々な困難を抱えている子どもと保護者が多く存在しており、これらの方に寄り添い対応策や解決策を一緒に模索していかなくてはなりません。令和元年に施行された「成育基本法」は、胎児期から新生児期、乳幼児期、学童期、思春期を経て次世代を育成する成人期までに至る「人のライフサイクル」の過程に生じるさまざまな問題を包括的に捉え、適切に対応できるようにする法律です。今後はこの法律の趣旨に添い、地域の小児医療を担っている小児科医から社会への働きかけが重要となってきます。 会員の皆様のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 本年度は春先より新型コロナウイルス感染症によりほぼすべての学会や講演会が中止され、 直接顔を合わせての会議も行いにくい状態となっています。 

 このような状許下で、滋賀小児科医会のホームページが立ち上がり、会員の皆様、滋賀県に住む子どもと保護者の皆様に多くの有益な情報の共有や提供ができるように努めてまいります。

2020年10月13日 滋賀小児科医会会長 西澤嘉四郎 

概要

 滋賀小児科医会は、「県内において小児の保健・診療に従事するもの」および「本会の趣旨に賛同・協力するもの」によって構成され、「小児に関する医学・保健および社会問題について研究し、以って小児の福祉増進をはかる」ことを目的としています。

2020年9月現在、会員数は123名。そのほとんどは県内の小児科診療に携わる医師で、多くは県内のクリニックや病院において、日々子どもたちの健康を守るべく努めています。その他、保健行政や福祉関連の専門家にも参加いただいています。

 

 医学は日進月歩であり、適切な医療を提供するためには、常に最新の医学を学ぶ必要があります。そこで本会では、年に3回の学術講演会をはじめ、おもに実臨床に関わる各種勉強会を開催して、会員の知識向上に努めています。

 

 また、医療行政との関わりも重要です。予防接種の仕組みや接種費用の問題については、現場の声をすくい上げ、それを行政に反映していく努力をしています。その他、小児救急、虐待、貧困、在宅医療など、様々な問題について、会員同士で積極的に意見交換を行い、行政との話し合いにも参加しています。これらについては、日本小児科医会とも連携し、その活動にも協力しています。

 

 その他、市民の皆様への、医学や医療に関する正しい情報の発信も、本会の大事な役割だと考えています。他団体とも協力して、今後さらに力を入れていきたいと考えています。

 


所在地

滋賀県大津市和邇中298 大津赤十字志賀病院小児科


連絡先

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